2018/12/03

ルーマニアのブレアスタ・クライオヴァにある動物保護施設。ここに生後、一切の愛情を受けることなく虐待され続けた一匹の犬が保護されていました。
人間の手が触れると虐待された恐怖の記憶が甦るのか、女性が近づくと恐怖で体が強ばり悲痛な叫びを上げる犬。
それでも女性は諦めずに怯える犬をなだめ愛情を注ぎ続けていると・・・
落ち着きを取り戻したのか、悲鳴は徐々に小さくなり、最後には女性を受け入れてくれました。
異常なまでの犬の怯え方、これまで人間から受けた虐待がどんなに酷いものであったかを想像すると、胸が苦しくなります。
それから数日後、懸命に愛情を注いでくれる女性に対して信頼が芽生えたらしく、心の傷も次第に癒され、女性に身を預けるまでになりました。
幼い頃から虐待を受けると、人間に対する不信感が根付いてしまい、そのような子はペットとして迎え入れられることもなく、保護施設で悲しい最後を迎えることが多いかもしれません。
しかし、幸いなことにこの後、プリシラと名付けられたこの犬は、新しい飼い主さんに迎え入れられることになりました。
プリシラが庭を嬉しそうに走り回り、尻尾を振る姿にホッコリ。
人間に対する不信感も拭えたようで一安心しましたヾ(=^▽^=)ノ