2018/12/03

イギリスのある街に住む猫の兄弟、ベアとテディはいつも一緒に家の外へと冒険に出かけていましたが、飼い主さん夫婦は2匹が家の外で何をして多くの時間を過ごしているのか知りませんでした。
今から約2週間前のこと、2匹の猫たちと毎日楽しい時間を過ごしていた夫婦に哀しい出来事が起こりました。
原因は不明ですが、可愛がっていた愛猫のベアが突然亡くなってしまったのです。夫婦はずっと一緒だった愛猫を失った喪失感で、家の中は静まり返っていました。
そんなある日のこと、不思議な出来事がありました。ベアが亡くなってからは、1匹で散歩に出掛けていたテディが首輪に手紙を付けて返ってきたのです。
手紙に気づいた夫婦は、愛猫たちに人間の友達が居ることを初めて知りました。
手紙には次のようなメッセージが書かれていました。
夫婦は手紙を読んでとても驚きました。そして、すぐさま送り主にベアが亡くなったことを書いた手紙にメールアドレスを添えて送りました。
そして翌日、夫婦が目を覚ますと、手紙をくれた女性から長いメールが届いていました。そこには2匹の猫、特にベアのことをどれだけ愛していたかが書かれていたのです。
ベアのことが大好きだった女性は、近くの大学に通う中国からの留学生でした。彼女はこの街に住み始めた頃にベアと出会い、すぐに仲良くなったそうです。
女性はベアと一緒に過ごす時間が大好きでした。女性は海外留学のためホームシックになっていましたが、ベアに慰めてもらい、自分の家を思い出していたそうです。
女性から届いたメールは、夫婦の心を動かしました。彼女からのメールには、大学のプレゼンテーションの練習についても書かれていました。
彼女には練習を聞いてくれる相手がいなかったため、いつもベアがベッドの上で聞いてあげていたそうです。
また、手紙にはベアたちを撮影した写真も添えられており、夫婦は彼女からのメールにとても感動したそうです。
その後、女性は花束を持って、庭に作られたベアのお墓を訪れました。そして、ベアに出会えたことを心から感謝していると夫婦に伝えたのです。
夫婦は、自分達以外にもベアによって救われた人がいたことを誇りに思いました。ベアを失った寂しさは今も残っていますが、女性の話を聞いたことで、ベアと一緒に暮らしてきた時間が、温かい思い出に変わってきているそうです。
参照元:lovemeow.com