2018/12/03

家族同様に大切なペットが亡くなった時、そのペットと過ごした時間が長いほど、そして深い愛情を持って接していたほど、失った時のショックは大きく、とても辛いものです。
「私たちと一緒に居て幸せだったのだろうか? もし愛犬と話すことが出来れば…」
ペットを亡くされた方なら誰もが一度は考えたことがあると思います。
今回ご紹介するショートフィルム『もし僕が話すことができたら…』は、捨て犬が優しい男性に拾われて家族となり、そして旅立ちの日を迎えるまでの日々が犬の目線で語られています。
物語は、男性がジョギング中、黒いごみ袋の中に捨てられた子犬を発見するところから始まります。
男性は、子犬を家に連れて帰り、お風呂に入れ、大切な家族として迎え入れます。
やがて犬は成長し、男性は恋をして結婚。家族が増えて、犬は年を取り、たくさんの抱えきれないほどの思い出と感謝を持って天国へ旅立ちます。
▼ほろっと来る場面も多いので、ハンカチを用意してご覧ください。
尚、映像の中でワンちゃんが語っていることを和訳して纏めたものが以下になります。
あなたと話すことができたらいいな。
I would like you to know.
知って欲しいんだ。
Thanks for saving me.
僕を助けてくれてありがとう。
Thanks for loving me.
僕を愛してくれてありがとう。
I remember.
忘れないよ。
All the things we did over the years.
一緒に過ごした時間にしたすべてのことを。
I would like you to know.
知って欲しいんだ。
I appreciate all the shings you’ve done for me
僕にしてくれたすべてのことに感謝しているよ。
We’ve had a lot of fun.
楽しいことがたくさんあったね。
Watched you fall in love and we had a family.
あなたが恋に落ちるのを見ていたし家族もできた。
Gone on many great adventures.
いろんな冒険を一緒にしたね。
I still remember the sunny days.
今でもあの晴れた日のことは覚えているよ。
I felt like I could run forever.
永遠に走り続けられるような気がした。
And looking up into the heavens together.
そして、一緒に天国(空)を見上げたよね。
Watching endless stars talk to us.
無限の星が私たちに話しかけるのをずっと眺めたよね。
Now I’m old.
でも僕は歳を取った。
I’m tired.
疲れちゃったし。
And I hurt.
体のあちこちが痛い。
It’s time.
お別れの時が来たみたいだね。
I’m so glad you’re here with me, I am not afraid.
一緒にいてくれてありがとう。僕は怖くないよ。
Scratch behing my ear, where I like it.
僕、あなたが耳をこちょこちょしてくれるのが大好き。
And everything will be all right.
すべてうまくいくよ。大丈夫。
I wish that I could talk to you.
あなたと話すことができたらなぁ。
Because I know you’re sad.
だって僕のために悲しんでいることがわかるもの。
And I’d really love to tell you.
そして、僕がどんなに愛していたかあなたに伝えることができるのに。
Thanks for everything.
ありがとう。僕にしてくれたすべてのことに。
I had a wonderful time.
あなたと過ごした日々は、素晴らしい時間だったよ。
虹の橋に旅立ったワンちゃんたちが、こんな風に思っていてくれたら嬉しいですね。
命には限りがあり、いつかは別れの日が訪れます。
飼い主よりも先に旅立つことによって、愛することと感謝することの大切さを身をもって教えてくれているような気がします。